―製造現場とお客さんを繋ぐ仕事
製造現場とお客さんの間を繋ぐような仕事がメインになります。お客さんが自社で組み立てとか、自分の仕事で手一杯なので、部品の供給が間に合わなかったりですとか、部品の製造が苦手だったりとかいうところで私のところに依頼していただいて、部品を購入したりっていうことになりますね。機械がどのような加工ができるとか、金属の特性ですとか、どのような加工ができるかというところを、加工業者さんに代わって私が説明したりとか、いろんな業者と業者を繋いで1社ではできないようなところをできるようにすることもあります。
―『下町工場のまとめ役』のような存在
町工場のいろんな得意とする加工やいろいろたくさんそれぞれ専門業者、職人さんがいたりとかっていうイメージがあるんですけど、そこを繋いでお仕事も供給するし、足りてない部品も供給するということを全てやる『下町の町工場のまとめ役』そんなイメージですね。大きいところですと、こないだあったのは、かなり深海の深くまで潜れる中の水中ロボット開発みたいな作ったプロジェクトがあったんすけど、あれの小さい版みたいな印象でしょうね。小さな仕事でもまとまってできるような印象はあります。大きい物もあれば小さい物もあるし、地味なお仕事もあるかもしれないけど、でも必要だっていうことです。
―時代に合わせてネジ屋さんから『部品供給』にシフト
私の祖父からなので、戦後からやってまして昭和35年創業になります。私は20歳からで今46歳なので26年になりますね。小さいころからプレス踏んだりしてましたので、簡単な雑用、内職っていうのをやっておりました。当初の業務内容としてネジ販売とかネジのカテゴライズが強いイメージなんですが、もう逆に逆転しておりまして、ネジはニーズもないので、ほとんどサブ的な形で、メインはほんとに「部品の供給」になってしまいますね。金属部品製作がメインです。昔バブルの頃はネジは大量に使ってたんでしょうね。やはりネジはたくさんあったんで。今は量を使わなくなってるんすよね。なので仕事としてネジだけ売ってるとやってけない現状ですし、あともうホームセンターないしネットでどこでも買えますのでネジは。形態が変わってきましたね。
ー複数社で組んで『当日納期、短納期の部品供給』を実現
東京の東地域を中心に業界の方たちを繋いでるんですが、短納期でたくさんの種類の品物が来た場合、1社で対応できない場合、何社も地域が近いので手助けしていただいて、短い期間で納品を可能にすることができるっていう例がありました。やっぱり1社だと1週間で全部終わらないところを2,3社で助けていただいて半分の納期で終わらすとか、材料も近所で買ってるので東地域の近場で、当日運んで当日その場で加工ができたりとか、その日に打ち合わせが終わりその日に加工が始められる、そういう状況が作れます。関東近県なら材料取りに走ってしまいますね。加工を如何に早く始めるかが短納期の部分ではとても重要になってきますね。スピードを重視してやっておりますので、近場で納期を間に合わせることに対してはかなり強みがあると思います。皆さん少人数でやられてる業者さんとの付き合いが多いので、やっぱり1社ではできないことを、たくさんのところで2社3社と繋げて複合的な加工に仕上げることができますね。
―『材料調達のスピード』が短納期の決め手
まず材料を売っているところに取りに行くところから始まります。市川とかも、こないだは千葉県佐倉市まで材料取りに行ったりとか、要は機械が空いてますと材料ありませんと、材料がないと話にならないんですよ。材料っていうのはいろんなサイズがありまして1mmから、この材料がないとまず加工が始まらないんですよ。まず何するにも素材がないと始まらないんですよ。材料調達がスピーディーにできるところがやっぱり強いですね。もう目掛けてどこでも行っちゃいます。もし納期があるのであれば材料調達1番。そこが1番ですね。
ー困った時は『難しそうな案件でも』一度お声がけを
ケースバイケースですけど、可能性はあるかもしれないですね。ロットで言えば大きいと小さいとかももう全然関係ないです。小ロットとかも対応できます。「本当に金属部品が必要だ、部品が」となったら聞いてみてください。通常は大体お付き合いされてるとこが絶対あるんですよ皆さん。ですから困った時しか他に頼まないような状況もあるので、そうですね、そんなに言っちゃうとあれですけどね。言い過ぎかもしれないですね。ほんと小さな範囲でやってるので、基準も分からないんじゃないですか。難しそうな案件でも一度お声がけください。